日本における革財布の歴史について掘り下げてみる。

メンズの個性を最大限に演出してくれる革の長財布たち。最近はクレジットカードやデビットカード、電子マネーなどが普及し現金を持ち歩く人が少なくなっていると言われています。

しかし、外出時に財布を持たないという人はほとんどにないのではないでしょうか。それだけ私たちの生活に溶け込んでいる財布ですが、今のような革財布はいつごろから持たれるようになったのでしょうか。

ここで日本における革財布の歴史についてお話しましょう。

日本の天然皮革は鹿やイノシシから

現在、財布に使われている天然皮革といえば牛が主流となっています。しかし、日本では鹿やイノシシ、カモシカなどの革が牛革に先立って使用されていたそうです。

これに対して牛の消費量が多い欧米では牛革加工の技術が先に誕生したと言われています。 動物の皮はそのままでは腐ったり硬くなったりしてしまうので、「なめし」という加工を施す必要があります。

なんと紀元前8000年ごろにはすでに動物の皮に油をぬって柔らかくするという今でいう「なめし」を行っていた記録があるのだとか。 天然皮革の中でも鹿の皮は通気性や吸湿性、耐久性が高く、足袋に用いられたり武具に使用されたりすることも多かったようです。

現在でも鹿革に漆で模様をつけた印伝の財布が売られていますが、見た目も美しさだけではなく耐久性の高さでも人気がありますよね。 飛鳥時代の記録にもなめしが行われていた様子が残っており、私たちに日本人にとって天然皮革が欠かせないものだったということが分かります。

懐紙入れを応用して考えられたのが財布

日本では江戸時代まで、中央に穴の開いた硬貨が使用されていました。当時はこの穴に紐を通してお金を持ち歩いていたのだそうです。その後、紙幣が使われるようになってから懐紙入れを作る技術を応用して財布が作られるようになったと言われています。

かつて、懐紙は今でいうティッシュペーパーや脂取り紙などの役割を果たしていたといいます。確かに紙を包んでしまうという点では財布と似ていますよね。

現在の長財布・二つ折り財布の歴史は意外に新しい?

その後、1950年代になってクレジットカードが登場すると現在のようなカードポケットがついた財布が使われるようになりました。

1970~1980年代にはもっと合成繊維やナイロンを使ったマジックテープで留める財布が使用されるようになり、現在のようなラウンドジップタイプの財布も見られるようになってきました。 そして1990年代には丈夫な合成皮革やナイロンで作られた海外のブランド財布が流行するように。

このように財布は現代のメンズたちの生活スタイルや経済と密接なかかわりを持ちながら今の形になったということができるのです。

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